この記事では、宮城・塩竈みなと祭と神奈川・真鶴貴船まつりと共に、日本三大船祭りの一つに数えられる広島・厳島神社の祭礼行事『管弦祭』の由来・歴史・特徴・みどころと、会場近くのおすすめ宿（ホテル・旅館）について紹介します。簡潔にまとめましたので予定を立てる際の参考になれば幸いです。
※管弦とは…琵琶や笛、琴などの和楽器を総称したもの。
管弦祭の由来・歴史
- 厳島神社の祭礼行事。
- 平安時代、平清盛が平安京で行なっていた管絃の遊びを、厳島神社を奉る意味で始めたのがきっかけ。
- 当時は宮島に人が住んでいなかったため、厳島神社の諸行事は対岸の地御前神社が行っていた。
- そのため、船で海上を行き来するお祭りとなった。
- 海上でも神事であるため、潮の干満と台風の影響を考慮し旧歴の6月に行われる。
管弦祭の特徴・みどころ
- 海上に夕方から深夜にかけて平安絵巻が繰り広げられる。
- 有名な厳島神社の鳥居を背景に沢山の船が遊覧する風景がとても優雅で幻想的。
- 出発は午後4時。船内では管弦奉奏を繰り広げられながら、篝火と提灯の灯りで夜の海を照らしながら瀬戸の波に進んでいく。
- クライマックスは対岸の地御前から宮島へと帰ってくる船を迎える祭典の後、大鳥居をくぐって厳島神社内の客神社前で行う祭典と管弦の奉奏。
- 音楽と船の饗宴に喝采を起こるほど素晴らしい。
- 管弦祭りというだけあってその演奏は非常に美しく、和楽器の音色はトランス感すら覚える。
- 「ちょうちん行列」に参加すると厳島神社の本殿でお祓いを受け、クライマックスを見ることができる。
- 本殿に御祭神が戻るのは23時頃。この時に御祭神に触ると御利益にあずかれる。
管弦祭のの開催日時と会場
◎正式名称：管弦祭（かんげんさい）
◎開催都道府県：広島県
◎開催日時：旧暦6月17日 ※2023年は8月3日
◎会場：厳島神社 広島県廿日市市宮島町1-1
※詳細及び問い合わせ先：宮島観光協会
◎クルマで行く人はコチラの記事も参照ください。
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