かわいい兎が列をなすフォトジェニックな「うさぎ神社」として注目される「岡崎神社」。ちいさく愛らしいうさぎみくじの行列に、狛兎に招きうさぎと、境内はうさぎづくし。兎たちを見ているだけでも、ほっこり癒やされます。
「子授け・安産」「縁結び」のご利益があることから、女性の参拝者も多く、普段は静かに深い祈りが捧げられています。兎年の際には特に注目を集めそうですね。
東天王 岡崎神社の成り立ち・由緒
岡崎神社の成り立ち
1178年(治承2年)に高倉天皇中宮・徳子(建礼門院)の御産に安産祈願をされ無事のご出産でされたことから、皇室からの崇敬も厚く、1319年(元応元年)には後醍醐天皇によって再建され、正一位の神階と神宝を賜っています。
1178年(治承2年)に高倉天皇中宮・徳子(建礼門院)の御産に安産祈願をされ無事のご出産でされたことから、皇室からの崇敬も厚く、1319年(元応元年)には後醍醐天皇によって再建され、正一位の神階と神宝を賜っています。
創祀の背景から方除け・厄除けの神として長きに渡り信仰されてきました。多くの御子神に恵まれた二柱を祀っていることから、「子授け・安産(子宝)」や「縁結び」のご利益を授かりに、多くの参拝者が訪れます。
「うさぎ神社」の由縁
岡崎神社が鎮座するあたりは、背後の紫雲山をはじめ一帯が野兎の生息地だったことから、兎は氏神様のお使い 神使とされてきました。
以前から境内の狛犬の台座、本殿燈篭、斎館の欄間などに兎の彫刻があります。戦前、手水屋形に据えられていた青銅の兎像は戦時中に供出させられたとのこと。1999年(平成11年)、氏子の奉納により、現在の黒御影石にて兎像は復元されたそうです。
その後も兎像は奉納され、現在の「うさぎ神社」に至ります。
岡崎神社 公式サイト:https://okazakijinja.jp/
岡崎神社のご祭神
岡崎神社のご利益
・子授け・安産
・縁結び
・厄除け・方除け
子授け・安産
ご祭神二柱が三女五男八柱神もの御子神に恵まれた神話や、神使のうさぎが多産であること、1178年(治承2年)に高倉天皇中宮・徳子(建礼門院)の御産に安産祈願をされ無事のご出産であったことから、子授け・安産の神として厚く信仰されています。腹帯を持ち込み祈願する方も習わしもあるそうです。
縁結び
速素盞鳴尊(すさのをのみこと)が奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を救う為、八俣大蛇を見事に退治して姫と結ばれた有名な故事から、縁結びの御利益があるとされます。
厄除け・方除け
平安京遷都の際に王城鎮護の為に建立されたとの由来から、方除厄除神として篤く信仰されています。
岡崎神社の見どころ
神社ではありますが、ついつい目を引くのはうさぎたち。まずは心を鎮めてお詣りを、、とわかっていても、ついついうさぎにこころ奪われてしまいます。
子授けうさぎ
拝殿右手の手水舎には、黒御影石でできた「子授けうさぎ」。月を仰いで体内に力を満たしています。水を掛けてお腹を擦って祈願すると、子宝に恵まれ安産になると信仰されています。
うさぎ絵馬や安産守護の御守
拝殿前や子授けうさぎの背後は絵馬掛けになっています。うさぎ絵馬や、ピンクのちりめんで編まれた安産守護の御守やお神札がかけられています。
所狭しと掛けられた絵馬や安産守護の間には、命名を記した紙や御守の返納も見られれます。お宮参りでいらっしゃたのでしょうか。たくさんの願いが叶ったことに、見ているだけで幸せな気分になってきますよ。
狛うさぎ
境内には狛犬が3対。
それぞれ本殿に向かって右手は、口を開いた「阿形(あぎょう)」うさぎ、左手は口を閉じた「吽形(うんぎょう)」うさぎです。
社務所の近くに1対。若さを感じる兎像ですね。。
能舞台近くにはピンクがかったぽってりとした狛兎。
現代的なうさぎさんです。
拝殿前には長い耳を後ろに垂らした、優しい狛うさぎです。魔よけというよりも、福や幸がよって来そうな狛兎です。
体の形、表情、顔の向きが3対とも異なりますが、それぞれに優しく出迎えてくれます。
招きうさぎ
拝殿入口には一対の「招きうさぎ」。
向かって右手の招きうさぎは縁結びを、左の招きうさぎは金運を、招き寄せるご利益があるとのこと。招き猫を意識したのでしょうか、こちらの兎たちは耳も特徴的ですね。。
うさぎみくじ
白とピンクの2色。それぞれ少しずつお顔が違います。おみくじは、兎の体の中にあります。おみくじだけを神社に結んで、うさぎ本体は持ち帰っても奉納しても構いません。
奉納されたうさぎたちが、可愛すぎると人気の撮影スポットです。
境内には他にも兎像があります。兎たちを探しながら、境内でゆっくり過ごすのもおすすめですよ。
境内社
境内には、社が他にもあります。うさぎに心を奪われているとうっかりお詣りするのを忘れそうになりますので、ご注意くださいね。
雨社
元は、如意々岳(大文字山)の山中の石祠に鎮座していました。全国にも珍しい竜神様で、天雨の恵みにより五穀豊穣を祈る雨乞いの神。安目社とも呼ばれ、目の病気平癒のご利益があると信仰されています。
宮繁稲荷神社
岡崎神社の授与品:御朱印、お守りや御札など
授与品
・各種お守りや、御朱印は、社務所でいただくことができます
・御朱印は、書き手不在の時間が多く、書き置きになる場合が多いようです。
インターネット販売
・授与品のインターネット販売はありません、ご注意ください。
✔ 新型コロナウイルス感染症の影響により、参拝が困難な方に向けた特別対応があります。電話やメールで問い合わせできます。
▼お守りが必要な方のあいだで話題の”最強の護符”については、下のサイトが詳しいです。
年間行事
- 1月1日 歳旦祭
- 2月3日 節分祭 人形焚き上げ(福豆授与)
- 3月16日 祈年祭
- 6月30日 夏越大祓(ミニ茅の輪授与)
- 7月16日 例大祭
- 10月16日 氏子大祭 (稚児行列、子供神輿、湯神楽)
- 11月16日 火焚祭 (火焚串焚き上げ)
- 11月23日 新嘗祭
- 12月2日 雨社祭
- 12月31日 年越大祓 人形焚き上げ(御神札授与)
岡崎神社 の拝観料・参拝時間、所要時間、アクセス情報、駐車場情報など
拝観料
・参拝には拝観料はかかりません
参拝時間
・境内参拝時間:参拝自由
・社務所:09:00~17:00
参拝所要時間
・15分程度
アクセス情報
◆市バス: 32番、203番、93番、204番「岡崎神社前」下車
◆市バス 5番「東天王町」下車
◆京阪本線 神宮丸太町駅下車
◆地下鉄東西線 蹴上駅下車
駐車場
・境内無料:数台のみ
丸太町通りから、車のまま鳥居をくぐって入ると、参拝者用駐車場(無料)があります。台数に制限があるので、行事があるときなどには使用できないこともあります。
✔ 平安神宮をあわせていくのであれば、岡崎公園駐車場を利用すると便利です
✔ 近隣にはコインパーキングも複数あります
岡崎神社 近くパワースポット
- 平安神宮
- 真正極楽寺
岡崎神社の近くには、パワースポットの他にも、美術館や博物館、庭園などの文化的スポットや、動物園、カフェなどもたくさんあります。1日ゆっくり楽しめるエリアです。
バスや地下鉄での移動にも便利です。
2023年は兎年なので、参拝客も増えそうですね。例年ですと、平日は比較的空いています。静かにゆっくりお詣りできるのでおすすめですよ。
岡崎神社近くのおすすめホテル
京都市内の便利でコスパの良いおすすめホテルを以下の記事にまとめました。よろしければ参考にしてください。
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